当記事をご覧いただきありがとうございます、30代女性薬剤師のふゆきんぐでございます!
今日は突然ですが、『&Scan HPVセルフチェックキット』の解説と、実際使ってみた感想などを取り上げていきたいと思います!
うーん、医療従事者っぽーい!では早速参りましょう!
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1 &Scan HPVセルフチェックキットって何?
&Scan HPVセルフチェックキットは、病院に行くことなく、自宅で手軽にHPVの検査ができるというものです。
そもそもHPVとはなんでしょうか。
HPVは、「ヒトパピローマウイルス」の略称で、ごく一般的なウイルスです。大多数の方が感染しているとも言われています。
実に200種類を超えるとも言われるウイルスですが、ノロウイルスのように凶悪なものではなく、多くの場合が無症状で感染に気付かないことの方が多いようです。
しかし、このウイルスの感染が続くことにより、「子宮頸がん」が引き起こされるということが分かってきました。
今まさに自分の体内に子宮頸がんを引き起こすリスクとなるHPVが潜んでいるかどうか。それを自宅で気軽に検体を採取して調べることが出来るというのが、今回のセルフチェックキットになります。
今まさに体内にがん細胞があるかどうかを調べるわけではありませんので、病院または自治体のがん検診を平行して行うことをお勧めいたします。
2 使い方を徹底解説
検体を採取する前に確認ですが、検体採取後は24時間以内に提出しなければなりません。
普通郵便で返送しますので、例えば土曜の夜の採取をした場合、検体がメーカーに届くまで時間を要する可能性があります。
できればすぐに発送ができるような日を選んで使用することをお勧めします。
では、採取する前に手を良く洗い、早速使っていきましょう。
まず、『エヴァンジェリンブラシ』という採取キットを準備します。
袋の中にはこのようなプラスチックに紙の蓋がしてあるケースがあり、その中にブラシが入っていました。このケースは返送時に使用しますので、捨てないように注意しましょう。
開封したら、左側の三角形になっている部分がキャップですので、外します。
中腰になってそのままストッパーが肌に当たるまで挿入します。パンフレットに図解が乗っていますので参考にしてください。
実際に使ってみましたが、立ったままか、もしくはかなり浅く椅子に座っての使用となります。
次に持ちてを固定したままピンクのハンドルを「カチッ」というところまで押してください。この時、人によっては若干の違和感を感じるかと思います。
ピンクのハンドルを5回回して検体を採取するのですが、私は特に痛みなどを感じることはありませんでした。
回し終わったらブラシを出したまま引き抜き、ハンドルを引いてブラシを収納します。
この時、ブラシ部分に触らないよう注意しましょう。
先程外した三角形のキャップをはめ、パッケージに同封されてきた検体IDシールを本体に貼ってから、プラスチックのパッケージにはめ込みます。
パッケージごと返却用袋に入れて封をし、返送用封筒に必要事項を記入したら、封筒に返却用袋ごとキットを入れてポストに投函します。
以上がキットの使用方法です。
3 結果が届くまでと、届いた後
私が検体をポストに投函したのが日曜の夕方。月曜日の朝一に集荷され、火曜日には返送先へと到着したのではないかと思います。翌日水曜日に解析開始の通知メールが届きました。
そして、翌週月曜日に解析結果のメールが送られてきました。
URLから飛んでログインすると、検査結果が表示されます。
スクロールするとこんな感じ。
「検査報告書」をタップすると、医療機関に提出するための報告書が表示され、印刷することもできます。
陰性の場合は一安心ですが、陽性と出たからと言って慌てなくても大丈夫です。前述のとおり、HPVはどこにでもいるウイルスであり、多くの人が感染していると言われているからです。
自然に排除される事が多いと言われていますが、長期にわたる感染で癌リスクが上昇する可能性がありますので、陽性だった場合はできるだけ早めに病院でがん検診を受診しましょう。
4 最後に
&Scan HPVセルフチェックキットを使ってみて、自宅で手軽に検査ができるというのは有用だなと感じました。
個人的には痛みもなく、その後のトラブルもなかったためです。
ただ、経産婦のため、年齢等によって使用感はだいぶ変わると思います。
産婦人科の受診に踏み切れない方、忙しくて受診する時間を取れない方が、現状把握の手段として使うには非常に有用であると感じました。
機会がありましたら&Scan セルフチェックキット使用されてみてはいかがでしょうか。